2016年02月08日

2016年現在 源泉かけ流しの温泉の現状考察 その5 究極の源泉かけ流し温泉とは

究極の源泉かけ流し温泉とは


「足元湧出」と言われる温泉です。

浴槽の底から温泉がそのまま湧き出している温泉です。



そんな温泉あるの?って思われる方もいらっしゃると思いますが、日本には少なからず存在しています。



足元湧出の温泉の特徴をまとめますと
・自然湧出である
・空気に触れる前の酸化していない温泉に浸かれる
・温度が適温で湧き出している


では、それぞれについて


・自然湧出について
元々温泉は自然湧出の温泉しかありませんでした。温泉が湧き出しているのを誰かが見つけ、そこに浴槽を作り、浴舎を作り、人々が入れるようになったわけです。
その後、掘削の技術が出来ました。
そのおかげで、人為的に掘ることで、温泉が湧き出すようになりました。
これれを「掘削自噴」と言います。
これも、厳密には温泉が湧き出しているわけです。
さらに技術が進歩し、さらに深く掘れるようになり、またポンプも出来ました。
このことにより、地中深くから温泉をポンプにより汲み上げる「動力揚湯」と言われる温泉が出来ました。
これは、湧き出しているわけではなく、ポンプによる汲み上げです。
そして、現在の多くの温泉がこの「動力揚湯」と言われる温泉です。
ニュース等で「都心部の○○で温泉が湧いた」というのは、日本語として正しくは「都心部の○○で温泉を掘り当てた」って感じでしょうか。
ということで、掘削自噴の温泉は現在、全国的にかなり少数派で貴重です。


・温泉の酸化について
空気に触れることにより、ほぼ全てのものが酸化します。
人間にとっては老化ってことになります。
空気に触れる前の湧き出したての温泉はほとんどの泉質で無色透明です。
その後、空気に触れ、時間経過とともに様々な色に変化するわけです。
温泉の「酸化」や「老化」「エイジング」だと言われます。
また、湧き出した時の温泉は「還元力」があると言われています。「酸化」の逆ですね。
ということは、若返りであったり、再生というような可能性があります。
温泉の鮮度で言いますと、やはり湧き出した直後の湯が一番新鮮です。
その究極の状態が足元湧出の温泉で味わえるわけです。


・温度が適温かどうか
自然に湧き出していても、温度が90度あればどうでしょうか。
さすがにそのままでは誰も入れませんよね。
また、温度が20度程度あってもしかり。冷たすぎるわけです。
ということは、足元湧出の浴槽で人が入浴するためには適温で湧き出している必要性があります。


ということで、自然な温度で自然に湧き出している温泉でしか「足元湧出」の温泉には入れないわけです。
これは、究極の温泉と言って過言ではないでしょう。


このような「足元湧出」の温泉は、私の経験で言いますと

超〜気持ちいいですっ!


皆様も、探して、入ってみて下さいませ。
最高ですよ!
posted by ぐっち at 23:20| Comment(0) | 源泉かけ流しについて

2016年02月07日

2016年現在 源泉かけ流しの温泉の現状考察 その4 さらに消毒について

昨日はがっつり書きすぎてしまいました。
今日は、ほどほどに書かせて頂きます。

では、今日は源泉かけ流し温泉の消毒について

一般的解釈では、源泉かけ流しの温泉に消毒は必要ないと言われていたりします。
しかし、源泉かけ流しの温泉で消毒しているところは結構あります。


なぜなのか?


それは、大きく二つ。
・源泉かけ流しでも菌が繁殖する可能性がある
・各都道府県の見解により、いかなる温泉であっても消毒を義務付けている場合がある


・まずは菌について
特に温浴施設に於いて問題になる菌は通称「レジオネラ菌」、正式名称?「レジオネラ属菌」です。
これが異常繁殖した温泉や浴槽に浸かった場合、レジオネラ菌を含んだ水分を鼻から吸い込み肺に取り入れてしまった場合、免疫力が低下している方は、肺炎のような症状を起こしたり、最悪死に至ることがあるそうです。

実際過去にレジオネラ菌により、温浴施設で死亡事故が起きたことがあります。
ただ、源泉かけ流しの施設ではなく、いわゆる循環浴槽の施設でした。
しかし、源泉かけ流しの施設でレジオネラ菌はゼロかと言えばゼロではないことがあるようです。
それはきちんと清掃していなかった等、色々な原因が考えられます。
なので、源泉かけ流しの温泉であっても菌を殺菌・滅菌するために消毒している場合があります。



・次に各都道府県の見解
まず、温泉や銭湯を管轄しているお上は環境省になります。
この環境省により温泉や銭湯の規定等を作り、それを基準に各都道府県知事に一任します。
各都道府県知事は管内の保健所にどのようにしなさいという命令を下すという流れになっているようです。
ということで、各都道府県により温泉の利用状況が少異なってきます。
このことにより、ある都道府県では一般の方が入る公衆浴場や旅館では、全て消毒しなさいと規定したりしているようです。
ということで、ある都道府県では源泉かけ流しの温泉であっても消毒をしていることになります。

ただ、源泉かけ流しの温泉で消毒の方法は大きく2パターンあるようです。
・機械で常に消毒剤を注入
・ある時間帯だけ消毒剤を注入

ということは、常に塩素を注入している施設は、常に消毒剤まみれの温泉ですが、ある時間だけ消毒剤を注入している施設では、ある時間以外の別の時間は消毒剤が入っていない温泉となります。


そんなこと、どうやって調べるの?


これは、ほぼほぼ不可能です(^^;
ただ、施設の方と懇意になったりすれば、そういうことがわかってたりします。


源泉かけ流しの温泉と言っても、ほんと様々で多様です。


なので、大事なのは「自分自身が好きな温泉の定義」を持たれることでしょう。


ということは、今日はこの辺で失礼します。
posted by ぐっち at 23:52| Comment(0) | 源泉かけ流しについて

2016年現在 源泉かけ流しの温泉の現状考察 その3 加水・加温・循環・消毒について


こんばんは。ぐっちです。

では、今日は源泉かけ流しの温泉と謳っている施設に於いての温泉の利用の仕方の「加水・加温・循環・消毒・入浴剤」についてお話させて頂きたいと思います。


まずは
入浴剤について

これは、正直源泉かけ流しと謳っている温泉では全く見かけません。
あるのかもしれないですが、まず無いと思って頂いてよろしいかと思います。


次に
加水について
(水を加えるということ)

これは、源泉かけ流しの温泉に於いて、高温であれば、温度を下げるための加水、それも泉質を損なわない程度であれば、私はOKとしています。

ただ、加水をした時点で「源泉100%」とは言えなくなりますが、「源泉100%」と言いつつ循環や消毒しているケースは、私からすればそれは違うんじゃないですか?って思います。
また、加水について、温度を下げる理由以外に於いて、湯量が少ないゆえに「水増し」している温泉も事実あるようです。そして、加水はどれだけまでしかしてはいけないというようなルールが無いようです。となりますと、極端な話「湯船の浴槽に水道水を張り、そこにスポイト1滴の温泉を垂らしても温泉」になるわけです。このような状況に近い温泉も事実あるということは聞きます。
気になる方は実際に温泉施設に確認するしかないです。聞いて具体的な回答が無ければ・・・・解釈はお任せします。


加温について
温度が低い温泉が結構あります。いわゆる冷鉱泉と言われる温泉や40度未満の温泉であれば、入浴に適した温度にするために加温されている場合があります。加温する場合は、多くはボイラー等で熱しているため、コストがかかります。なので、加温して適温になった温泉水をかけ流しにしますと、ボイラー代がとてもかかってしまうため、循環している場合が多いです。ただ、加温されているところでも、かけ流しにて利用されている場合もあります。そのような施設にはほんと頭が下がります。
ということで、私は加温のかけ流しは認めています。
また、加温した湯を浴槽に注ぐ場合と、冷たい状態で浴槽に注ぎ、浴槽内で加温装置を設けて湯を循環している場合があります。この場合の循環は私はOKとしています。


循環について
いわゆる循環風呂ではなく、源泉かけ流しと謳っている施設で循環装置を設けている場合です。
(かけ流しではない完全な循環風呂の温泉は、私は「温泉水を利用した温浴施設」と認識しています)
これは、循環かけ流し併用とか半循環とか言われるケースです。
源泉かけ流しの場合でも、浴槽の湯がいつも清潔かと言えば、そうとは限らないのです。湯量が少ないと浴槽がからっぽの状態から湯船が満たされるまで6時間とか要する施設もあるわけです。そんな源泉かけ流しの温泉の場合は、湯がほとんど入れ替わらないため、多くの人が入湯すると、湯が汚れ、汚れた湯が溜まったままになるわけです。これは、これで結構問題かと思います。
これら等により、ある施設では源泉をかけ流しつつ、循環装置も設置して、浴槽内の温泉をろ過しています。また、循環ろ過装置は様々で大きく分けると簡易的循環ろ過装置とがっつり的循環ろ過装置があります。
私は簡易的ろ過装置はあってもよいかと思っておりますが、がっつり的循環ろ過装置であると菌の繁殖の可能性が高まるため、消毒が必須になるはずですので、私としては好ましくないと思っています。消毒については次に記載させて頂きます。


消毒について
私が温泉で一番好きではない行為。これが消毒です。
なんのために、消毒するのか?
それは人間にとって都合の悪い菌を発生させない、死滅させるためです。
それは大事かと。
ただ、そうすることによって人体的にマイナスはないのか?温泉自体にマイナスはないのか?ということが私は重要だと思っています。

消毒剤の多くはいわゆる塩素消毒です。間違ってはいけないのが塩素消毒ですが、塩素そのものではないということです。温泉分析書の中のマイナスイオンに記載されている「塩素イオン」とは異なります。
代表的な消毒殺菌剤は一般的に水道水等に使われている「次亜塩素酸ナトリウム」です。
人工的に作られた化学物質で、強力な酸化剤です。その酸化力により殺菌・滅菌するわけですが、では人体に悪影響はないのか?色々な団体や機関で様々な報告がされていますので、調べればすぐに出てきますので、良かったらお調べ下さい。
そんなことより、水道水に金魚をすぐに入れたらどうなるか?経験でご存知ですよね?すぐに他界してしまいます。ある意味そういうことが答えなのかなと私は思います。
さらに皆さんの家庭で蛇口からひねった水道水をそのまま飲まれていますか?多くの家庭ではペットボトルに入った水を購入したり、スーパーへ水をもらいにいったり、浄水器を着けたり、ウォーターサーバーをせっちされたりしていませんか?こういうことは20年ほど前では考えられなかったように思いますが、なぜ皆さん、このように変わったのでしょうか?
その理由のひとつは水道水に含まれている塩素の除去でしょう。さらに水道水には発がん性物質である塩素化合物のひとつであるトリハロメタン等が含まれているそうです。これらも水道水中の有機物質と次亜塩素酸ナトリウムが反応して出来る物質だと言われています。
温泉を消毒すれば、もちろんこのような現象も起きているのでしょう。
ただ、温泉に菌はいらない、いないほうがいいと思いますが、それを安易的に殺菌剤で消毒するのは、いささか如何なものかと私は思いますが、皆様はどう思われますか?
これは、日々のきちんとした清掃と、湯量に見合った浴槽のサイズでカバー出来ることだと思います。


ということで、私が温泉に拘る順番として「消毒をしていない温泉」が一番となります。
ただ、現在、温泉を紹介している様々な媒体では、ほぼ「温泉の消毒についてスルー」しています。
「源泉に拘った」「100%ホンモノ温泉」等色々目にしますが、そのような媒体でほぼほぼ「消毒している温泉」が出てきます。

ということで、温泉に拘る方やいい温泉に浸かりたいと思う方は、改めて「加水・加温・消毒・循環」に関して、確認されることをお勧めします。


今日はこの辺で。
明日、何を書こうかな(^^;


byぐっち
posted by ぐっち at 02:20| 源泉かけ流しについて